万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

つぎね(次嶺)

センリョウ科チャラン属フタリシズカ
花の見ごろ:4月〜6月
つぎねふ 山背道を 人夫の 馬より行くに 己夫し 徒歩より行けば 見るごとに 音のみし泣かゆ そこ思ふに 心し痛し たらちねの 母が形見と 我が持てる まそみ鏡に 蜻蛉領巾 負ひ並め持ちて 馬買へ我が背 作者未詳(巻13−3314)

「つぎね」には、「一人静」を当てる説もあります。