万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

はまゆふ(濱木綿)

ヒガンバナ科ハマオモト属ハマユウ(ハマオモト)
花の見ごろ:7月〜9月
砂地に育つ常緑多年草。神に祈る時に使う木綿の幣に似ているところから「浜木綿」と呼ばれ、その葉が万年青(おもと)のように見えるところから「ハマオモト」との別名が生まれました。
み熊野の 浦の濱木綿(はまゆふ) 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも 柿本人麿(巻4−496)

大意:熊野の浜にたくさん咲いているハマユウの花のように、私の心はあなたへの思いでいっぱいです。しかし、すぐに逢うことができないなんて…。