万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

くり(栗・久利)

ブナ科クリ属クリ
栗の花が咲くのは6月頃。うす黄色の花が咲き、独特の匂いを漂わせます。
三栗(みつぐり)の 那賀に向へり 曝井の 絶えず通はむ そこに妻もが 高橋蟲麿歌集 (巻9−1745)

大意:みつぐり(イガの中に3つ並んだ実が並んだ栗)の生る那賀に向かって流れている曝井の水のように、私もせっせと通い続けます。きっとよい人がいるはずですから。