万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

さきくさ(三枝)

ジンチョウゲ科ミツマタ属ミツマタ
花の見ごろ:2月下旬〜4月上旬
枝が3本に分かれるので「三又(ミツマタ)」と名付けられました。樹皮は和紙の原料です。また、「さきくさ」には、ジンチョウゲ、ヤマゴボウなどの諸説があります。
春されば まづ三枝の 幸くあらば 後にも逢はむ な戀ひそ吾妹 柿本人麻呂歌集 (巻10−1895)

大意:春が来て咲くサキクサのように、何事もなければまた逢えますよ。そんなに思い悩まないで下さい。