万葉集に詠われた植物

万葉の森公園

うまら(宇萬良・棘原)
  
バラ科バラ属ノイバラ
花の見ごろ:5月〜6月
九州に向けて旅立つ防人(さきもり)と妻との悲しい別れの歌です。
道の邊の 荊(うまら)の末に 這ほ豆の からまる君を 別れか行かむ 丈部鳥(巻20−4352)

大意:道端のノイバラに絡まる豆のようにすがりつくあなたを残して行かなくてはなりません。