やますげ
(夜麻須気・夜麻須我・山菅・山草)
ユリ科ヤブラン属ヤブラン
夏に咲く小さな花は見逃してしまいがちですが、冬になると真っ赤な実が目に付くようになります。
あしひきの 山橘の 色に出でよ 語らひ継ぎて 逢ふこともあらむ
春日王(巻4−669)
大意:ヤブコウジの実だって色づくんですよ。私たちも人目を忍ぶのをやめましょう。そうすれば、堂々と話をすることもできるし、逢うこともできます。